2019年に日産エルグランドがモデルチェンジする最新情報
ニッサンのエルグランドと言えば、大型ミニバンのマーケットを開拓した日本の歴史的な1台です。
そのエルグランドも現行モデルは3代目となり、そのモデルチェンジの際には初代から続いた伝統であるFRという駆動方式もFFへの大きな変更も行われて話題にもなりました。
その大型高級ミニバンの王者エルグランドが非情に厳しい状況になっています。
2015年度のエルグランドの販売台数は7,909台で、ライバルであるトヨタのアルファードは13,930台、 ヴェルファイヤ11,760台で事実的にはこの2車種は販売店が異なるだけの同じ車種ですから合計して25,690台ということになります。
つまり2015年度では3倍もの差を付けられているんです。
こうなるともう完全に王者交代ということですね。
追い詰められたエルグランドですが、この現状を打破すべく起死回生のフルモデルチェンジが計画されています。ニッサンの本気のモデルチェンジの内容はどの様なものになるのか?
今回は新型エルグランドのフルモデルチェンジの情報を予測を含めたうえで見ていきましょう。
ニッサン・エルグランドはどの様なモデルなのか?
今回紹介するエルグランドは大型ミニバンのマーケットを日本で開拓した車です。正に大型ミニバンの王者と言うイメージが定着したモデルと言えます。先ずはその歴史を振り返ってみましょう。
初代エルグランド E50型 1997年 – 2002年
1997年に発売された7人と8人乗りの大型ワンボックスカーです。当時は大型のワンボックスって認知度が低くてエルグランドの発売で多くのユーザーを獲得して事実上のマーケットを開拓したモデルと言えるでしょう。
まだ多くの人が大型ミニバンを見慣れてい無かったためにバスの様な印象を持っていましたね。しかも今では軽自動車にまで採用される威圧的なフロントマスクもエルグランドが始めたものでした。
バカでかい威圧的な車を家庭的な普通の人が乗るという感覚を築いたのはエルグランドで、それまではアストラなどを特別な不良が乗るという感覚しか日本にはなかったですからね。
車の構造的にも走りに拘ったFRを採用していました。
2代目エルグランド E51型 2002年 – 2010年
大成功した初代エルグランドも約5年でフルモデルチェンジします。フロントマスクの威圧感もライトを縦に2重に並べたものとしました。この質感の高さと迫力の増したエクステリアは素晴らしいですね。
ホンダはヒットモデルをモデルチェンジさせることが苦手なメーカーですが、ニッサンは結構いつも上手くまとめてきます。この2代目エルグランドも良い形で浄化されたモデルだと思います。
そしてこの2代目エルグランドでも拘りのFRを採用して居住性よりも走りの質を優先した先代エルグランドから引き継がれていました。
3代目エルグランド E52型 2010年 -現在
2010年にエルグランドは3代目にフルモデルチェンジをしました。この新型エルグランドでは大きな変革が施されています。
それは北米向けのクエストとの統合によりDプラットフォームを採用することでFF(フロントエンジン・フロントドライブ)と4WDへと駆動方式を変更します。これにより低床化と全高の抑制が可能となり、車内空間を広くすることや乗り心地の改善にも成功します。
ボディーラインは低床化にともない威圧感が減ったものの2段式ヘッドランプや大型フロントグリルなどでエルグランドというアイデンティーは残されたものでもありました。
しかし逆に言えばこの選択は長年エルグランドが拘ったFRという駆動方式による走りの質と全高の高さからくる圧倒的な威圧感を失ってしまいました。これにより現行エルグランドは販売では芳しい成績を収まれていません。ライバルのアルファード・ヴェルファイヤに月販売数で言えば酷い月は10分の1程度しか売れない月もあります。
これはアルファード・ヴェルファイヤと比べれば狭い室内空間や劣る燃費や迫力の少ないフロントマスクや全体のシルエットによるものだと思われます。
戦略的な車の方向性が外れたのがこの現行エルグランドの販売不振でしょう。
ニッサン新型エルグランドE52型の主要スペック概要
- ボディーサイズ全長x全幅x全高:4945mm×1850mm×1815mm
- 室内サイズ:3025 mmx 1580mm x 1270 mm
- ホイールベース:3000mm 車両重量:1910kg‐2050kg
- 乗車定員:7名‐8名
- トランスミッション:6速マニュアルモード付無段変速機
- 駆動方式:4WD&2WD
日本で売れ筋となるこれだけ大きなボディーサイズのモデルは貴重です。そういう意味で日本の宝のようなモデルの1台と言えます。
車重も2000kg前後とは重量級ですね。
ニッサン新型エルグランドE52型のエンジンスペック
エンジンの種類は2種類となります。
3.5Lガソリンエンジン
- エンジン種類:VQ35DE型 DOHC・V型6気筒エンジン
- 最高出力kW[PS]/r.p.m:206(280)/6400rpm
- 最大トルクN・m[kgf・m]/r.p.m:344(35.1)/4400rpm
- 無鉛プレミアムガソリン・73
2.5Lガソリンエンジン
- エンジン種類:QR25DE 型 DOHC・直列4気筒エンジン
- 最高出力kW[PS]/r.p.m:125(170)/5600rpm
- 最大トルクN・m[kgf・m]/r.p.m:245(25.0)/3900rpm
- 無鉛レギュラーガソリン・73
3.5ⅬのV6エンジンの方は良いのですが、2.5Lの直列4気筒エンジンでは正直パワーもトルクも不足気味です。なんと言ってもエルグランドは車両重量が重いですからね。
しかし今の日本人ユーザーから見た問題点は、エンジンパワーではなく燃費性能でしょう。
ニッサン新型エルグランドE52型のインテリア
インテリアは高級感も使い勝手も日本車で最も上質なものになります。
デザインも含めてライバルのアルファード・ベルファイヤにも負けていないです。いや、むしろ私はエルグランドのほうが好みです。
ニッサン新型エルグランドE52型のボディーカラー
エルグランドのボディーカラーは意外と少なくて5色しかないんです。しかも2色はハイウェイスター専用色ですから普通グレードでは3色なんです。
これはいくら何でも少なすぎると思います。何とか改善してほしいところですね。
ブリリアントシルバー(M)
〈#K23・スクラッチシールド〉ファントムブラック(P)
〈#GAE・スクラッチシールド〉(特別塗装色)ブリリアントホワイトパール(3P)
〈#QAB・スクラッチシールド〉(特別塗装色)インペリアルアンバー(P)[Highway STAR series専用色]
〈#CAS・スクラッチシールド〉(特別塗装色)メタルグレー(RM)[Highway STAR series専用色]
〈#KAV・スクラッチシールド〉(特別塗装色)
人気の特別仕様車ハイウェイスターとライダー
ニッサンのミニバンには共通する伝統の特別仕様車があります。それがハイウェイスターとライダーです。
エルグランドでも初代の時から設定されている特別仕様車で人気も高くて標準仕様よりも価格は高くても売れていたりもします。
では、ハイウェイスターとライダーはどの様な特別仕様車でエルグランドの他にどの車種に設定されているのかも見てみましょう。
特別仕様車 ハイウェイスター
ニッサンのカスタマイズカーで、元々はライダーと同じようにオーテック扱いのカスタムカーでしたがラルゴのハイウェイスターが非常に人気だったためにニッサンからの特別仕様車に切り替わりニッサンのデザイン部によるものになりました。
基本的にハイウェイスターは外装と内装のみの変更であり、バンパーやウィング等のエアロパーツの装着とメッキを施した大型グリルや専用の内装パーツによるカスタムが施されることが殆どです。
価格的にも内容も過激なものがないために価格差もそこそこなのも人気の理由の1つです。
ニッサンによるカスタムであるため完成車として工場から出庫をされているので標準車両と同じ流れでの登録や納車となります。エアロ化されたカッコ良さが比較的リーズナブルにそして手間なく購入できることも大きな魅力となっています。
下の動画でもエアロ化によるカッコ良さは一目瞭然ですよね。
現行でハイウェイスターが設定されている車種は、エルグランド・セレナ・ラフェスタ・デイズ・デイズルークスの5車種です。
どの車種でハイウェイスターは人気です。
下⇓はデイズルークス・ハイウェイスターです。これは⇓セレナ・ハイウェイスターです。これはデイズ・ハイウェイスターになります。
特別仕様車 ライダー
ライダーは、ニッサンのグループ外車のオーテックジャパンによるカスタマイズカーの1つです。
ハイウェイスターとは異なりニッサンの取り扱い車種ではないので標準車としてニッサンから出庫された後にオーテックで登録をする形となりますので登録に時間も掛かりますし、減税も対象ではありません。
カスタム内容に関してはハイウェイスターと同じようにエアロパーツと大型グリルなどの外装や専用の内装による装飾は勿論のこと、吸排気系やサスペンションのカスタムによる車高の変更と言った基本構造まで変更するカスタムまで施されたりもします。
このため価格的にもハイウェイスターよりも高くなっています。
製造自体もオーテックジャパンとなるので登録に関しても標準車よりも時間が掛かることも多く、ニッサンのエンブレムに関してもすべての車両で付いていません。この内容から分かるようにライダーはオーテックジャパンによるカスタムカーというジャンルになりその分価格的にも高く時間も掛かりますが、それだけスペシャルモデルをメーカーのディーラーから買えるものであり、その所有感はかなり高いものです。
実際に⇓の動画で見てもその存在感は半端ないものがありますよね。
現行車でのライダーが設定されている車種は、意外にもハイウェイスターよりも多くエルグランド・セレナ・NV350キャラバン・ウィングロード・ノート・キューブ・デイズ・デイズルークスの8車種になります。
数車のライダーを見てみましょう。
下はセレナのライダーです。このたたずまいはただモノではない感じがしますよね。セレナライダーのイメージ動画です。
下⇓はデイズのライダーです。
これはキューブのライダーです。メッキとエアロの相性が非常に良いですね。
ニッサン新型エルグランドE52型の試乗インプレッション動画
エルグランドのインプレッション動画もアップされています。
日本一速い男と言われる星野一義もエルグランドに乗ってその走りを評しています。
河口まなぶさんもエルグランドの試乗のインプレッション動画をアップしています。
個人的には現行モデルのエルグランドはとても好きなんですよね。本音を言えばヴェルファイアやアルファードよりも私は好きです。
エクステリアデザインでは派手過ぎずにインパクトなるマスクが良い塩梅だと思うんですよね。走りも悪くないですしね、販売不振は燃費なのかFFに変わったことなのか室内の広さなのか、どうなんでしょうね?
しかしここまでの差となるほどではないと思うんですけどね。
新型エルグランドではこの全ての点を改善するようです。
車が好きな人にここで少し耳寄りな情報があります。
それは車を購入するのにちょっとしたコツを知っているだけで20万円以上安く買えたりします。
ディーラーとの交渉前の準備や下取り車の売却方法だったりします。
誰にでも出来る簡単な方法ですので、下の記事を読んで参考にしてみて下さい。
ニッサン新型エルグランド・モデルチェンジ情報
新型エルグランドE53型の予想スペック
新型エルグランドE53型のプラットフォーム
北米専用大型ミニバンクエストのプラットフォームの改良型
現在でもFRの待望論が大きいエルグランドですが、流石にFRに戻すことはないと思われます。
現行車種と同じようにクエストと兄弟車と言う位置づけとなるようです。
現行モデルの不振の理由の1つにFF化があるのは明確ですから、本来ならばFR化をしたいところでしょうが、流石に世界的な販売戦略の中でコストに照らし合わせれば、それは許されないことなのでしょうね。
現行モデルと同じクエストにも使用しているプラットフォームを改良して使用されると考えられます。
実は以上の可能性が高いのですが、もう一つの可能性もあります。
現在のルノー・ニッサングループはプラットフォームの共有化を行っていて、共有フレームのコモン・モジュール・ファミリー(CMF)への切り替えを2020年に全販売車両の70%以上に採用するとしています。
これには新型エルグランドも対象となるために、次期エルグランドのE53型かその次のE54型では確実に採用されます。
但し大型ミニバン系のコモン・モジュール・ファミリー(CMF)の使用例がまだないために今回の新型エルグランドE53型では開発期間の問題があり採用は見送られると予想されています。
しかし長期スパンで考えノウハウ蓄積が目的であれば新型エルグランドE53型での採用もあり得ない話ではありません。
新型エルグランドE53型のボディーサイズ
全長 3,200mm x 全幅 1,600mm x 全高 1,400mm
FR化が出来ない以上このボディーサイズの変更が王者奪還のカギとなる部分です。
現行のエルグランドは結局走りの部分では他のライバルと同じFF/4WDとなり差別化は出来なくなりましたが、居住性と言う意味では低床化に合わせてルーフを下げたので居住性が下がりました。これがアルファード・ヴェルファイヤに対して不利な条件となりしかも全高が下がったことによる威圧感やフロントマスクの迫力の低さが敗因として考えられています。
この点を改善してくるのは必定で全高を高くして今の売れ筋のエクステリアデザインとして、室内に関しても、現行エルグランドの室内長3,025mm×室内幅1,580mm×室内高1,300mmを室内高を中心に大幅に改善してくると思われます。
現行では大型ミニバンとしては室内空間が狭いと不満の声が多かったですからね、一気にアルファードを抜いて最大の室内空間にすることでしょう。
でもこの敗因は3代目のオデッセイとまったく同じ理由ですね。結局ミニバンは背が高くて迫力があることを求められていて低床と全高を下げたことによるハンドリングと運動性能の向上に関しては余り求められていないということなんでしょうね。
新型エルグランドE53型のトランスミッション
エクストロニックCVT(連続可変トランスミッション)
トランスミッションは現行と同じエクストロニックCVTになります。
新型エルグランドE53型の駆動方式
FFと4WD
現行のエルグランドのプラットフォームはクエストと共有するFFの大型ミニバン専用のに開発されたものです。このプラットフォームの変更はないので、駆動方式はFFと4輪駆動になります。
新型エルグランドE53型の搭載エンジン
現行エルグランドの問題点は燃費も大きかったと言えます。最も燃費の良いモデルでもJC08モード燃費10.8km/Lになり、アルファードのJC08モード燃費19.4km/L約半分ですからね。同じ価格帯で所有満足度が同程度なら、ガソリン代が倍掛かる訳ですから、なかなか選べないかもしれないですね。
流石に燃費で倍違うのはインパクト大ですよねぇ。そこでエンジンに関してはリニューアルされます。
新型エルグランドに搭載予定のハイブリッドシステムは、エクストレイルで使われている1モーターに対して2クラッチ式(インテリジェント・デュアルクラッチ・コントロール)のハイブリッドシステムとなります。
有力候補として挙がっているのは下の2つのパワーユニットです。
ハイブリッドエンジン:2500cc直列4気筒エンジン
スーパーチャージャー+ハイブリッドシステム搭載
- 最大出力:254psps/回転 最大トルク:33.6kgf.m/回転
- モーター性能
- 最大出力:20psps/回転 最大トルク:110kgf.m/回転
- 目標燃費はJC08モード燃費 20.0km/L
ハイブリッドエンジン:2000cc直列4気筒エンジン
ハイブリッドシステム:e-POWER搭載
- 最大出力:147psps/回転 最大トルク:20.7kgf.m/回転
- モーター性能
- 最大出力:41psps/回転 最大トルク:160kgf.m/回転
- 目標燃費はJC08モード燃費 25.0km/L
目標燃費は必達目標としてJC08モード燃費20.0km/Lとなります。これは最大のライバルアルファードがJC08モード燃費19.4km/Lの燃費でありそれを超えることが課題となるからです。しかしアルファードの改良が進む可能性も高いので実際の目標数字は更に高いものとなっている可能性もあります。
ただしこのハイブリッドモデルは新型にフルモデルチェンジした約1年後に新車効果の減退を見計らって追加投入される戦略のようです。
そして更に隠し玉も開発していてニッサンの自身の最新技術のレンジエクステンダーEVを投入する可能性があるということです。
ニッサンではe-POWERとブランド名としたレンジエクステンダーEVとはハイブリッドシステムの1つと分類されることが多いのですが、日産が独自に開発するEV(電気自動車)技術を応用したEVにかなり近いハイブリッドで電気モーターのみでの走行も得意とする駆動システムで、ノートに初搭載して好評を博したものです。
ハイブリッドの中で最もEV(電気自動車)に近い駆動方式で、走行に関しては基本的にバッテリーの電気で走り、バッテリーへの充電のみでガソリンエンジンを利用するというものです。今までのハイブリッドシステムの様に走行にガソリンエンジンは使われません。
そのためにこのシステムはハイブリッドシステムではなくEVシステムだと定義付けられることもあります。
更にその特徴の利点の一つは静粛性にもあります。走行に関してはモーターを使用しますのでガソリンエンジンが使用されている時間が圧倒的に少ないのでエンジン音が耳に入ることが少なくて済みます。
そのためにエルグランドにおいても静粛性が非常に高いモデルとなります。
ノートのe-POWERを発売した時の説明動画になります。
しかし発売当初ではこの2つのパワーユニットの内の1つが搭載されて発売となり、もう一つのユニットは約1年後に追加発売となるようです。
その為に発売当初は、ガソリンエンジンを採用される可能性が高いです。その候補となっているのが現行エルグランドに採用されている3.5LガソリンエンジンのVQ35DE型でV型6気筒エンジンと提携先であるダイムラー社から提供されているスカイライン採用の274A型ダウンサイジングターボエンジンが検討されています。
その2つのエンジンのスペックが下になります。
ガソリンエンジン:VQ35DE型 DOHC3.5LV型6気筒エンジン
自然吸気方式
- 最高出力kW[PS]/r.p.m:206(280)/6400rpm
- 最大トルクN・m[kgf・m]/r.p.m:344(35.1)/4400rpm
ガソリンエンジン:274A型 DOHC2L直列4気筒エンジン
ダウンサイジングターボチャージャーシステム
- 最大出力:155kW(211PS)/5500回転
- 最大トルク:350N・m(35.7kgf・m)/1250-3500回転
発売当初は2種類のハイブリッドエンジンの内が1つ、そして上記の3.5Ⅼエンジンか2Lのダウンサイジングターボのどちらか1つが選ばれて、2種類のエンジンが搭載されるようです。
新型エルグランドE53型の最新技術の装備
新型エルグランドではニッサン自慢の最新技術プロパイロットドライブシステムつまり自動運転技術が搭載されるでしょう。これは国土交通省の認可を得たことにより自動運転技術装置を最初に搭載させた新型のセレナの自動運転技術装置を更に発展させたものということです。
セレナのプロパイロットはバージョン1.0で、ニッサンの計画では2020年には市街地でも対応できるバージョン3.0を搭載する計画です。
年次計画的に見てから新型エルグランドではプロパイロット2.0かもしくは最新の3.0が搭載されるでしょう。
プロパイロットドライブシステムについてのニッサンの説明動画は⇩
これは先行車に追従て自動的に運転を行うというもので、高速道路や単一車線だけで利用できるというだけでなく、レーンチェンジも可能とするものです。つまり自動運転技術では、カメラやレーダーシステムのより高感度の検知を可能として、先行車追随クルーズコントロールは勿論のこと自動ブレーキにより車線変更や停止・発進などの運転支援も可能とするものです。
ここまでくると本当に未来の車と言う感じですね。セレナのプロパイロット自動運転技術に試乗したレポート動画もあります。
新型エルグランドE53型のエクステリアデザイン
ボディーサイズでも書きましたが、ライバル・アルファードを打倒するために全高をあげてクラス最大の室内空間を実現します。
これはエクステリアデザインにも大きく影響が出て背の高い威圧感の高いエルグランドが返ってくることになります。そしてフロントマスクに関しても大型のグリルにメッキを多用してフロントライトは縦に2段置きすることでエルグランドであることが1眼で分かる迫力のあるものとします。
そしてこのエルグランドに関してはニッサンの統一フロントマスクであるVモーションは採用されない可能性が高いことが分かっています。
エルグランドの最優先課題は王者奪還であるためにデザインの自由度を優先した特例となるようなんです。
それだけ今のエルグランドが追い込まれているということと新型エルグランドに掛けるニッサンの並々ならぬ意気込みが伝わるものとなっています。
新型エルグランドE53型のインテリアデザイン
インテリアに関しては現行車種も評判は悪くはないので、このままの方向性で質感を高めたものとなります。
但しボディサイズを拡大してクラス最大の室内空間を実現するためにインテリアの印象も広々として開放的な印象を受けるものとなりリラックスできる空間を造りあげます。
新型エルグランドの発売時期
エルグランドの本来のサイクルから考えると2018年での発売が予定となるところでした。
ただ現在の開発状況やルノー・ニッサングループの状況を考えると更に遅くなることは確実ですから、2019年の東京モーターショーでの発表で2020年に発売となる可能性が高いです。
そしてハイブリッドモデルに関しては、新型エルグランドがフルモデルチェンジしてから遅れること1年程度での追加グレードとして発売予定となるようです。
新型エルグランドE53型の予想価格
大幅な改善と自動運転技術装置の搭載などの理由から価格に関しては現行車種よりアップすることは確実でしょう。
ただし明確なライバルであるアルファード・ヴェルファイヤが存在しているためにこの価格を無視することは出来ないのは自明の理です。
実際のアルファードの最も安いグレードは320万からとなりますので、この価格より自動運転技術装置分の価格が高くなっている可能性が高いと思われます。
このことから標準仕様のガソリンエンジンの搭載車は330万円からで、ハイブリッドシステム搭載車は390万円からだと思われます。
ただ経営陣の判断により戦略的価格でアルファードと同じ320万円からとする可能性は十分あると思われます。そうなれば事実上は自動運転技術装置分新型エルグランドの方がアルファードより安くなり競争力は抜群に上がるでしょう。
ニッサン新型エルグランドのライバルの動向
大きく進歩していくのはエルグランドだけではだけではありません。ライバルの車もモデルチェンジで性能が上がっていきますよね。簡単に見てみましょう。
トヨタ新型アルファード・ヴェルファイア
アルファード・ヴェルファイアはトヨタの販売する大型ミニバンで、ハイエースの派生車種グランドハイエースの後継車として独立したモデルです。元々エルグランドの人気が抜きんでていたこのマーケットに打倒エルグランドとして徹底的にマーケットニーズを研究して造られたモデルです。
エクステリアデザインは日本のミニバンの王道である大型のグリルにメッキを使用して押しの強いフロントマスクに仕上げてあります。また燃費と税金対策として2Lの4気筒エンジンを採用することで販売数を飛躍的に伸ばしました。
現行モデルにおいては嘗ての王者エルグランドとアルファードの関係は完全に逆転していて、月間販売数では 10倍もの差が出る月もあったりします。
詳しくはこちらの記事を見て下さい。
”トヨタ アルファード・ヴェルファイアの違いと新型へモデルチェンジ内容”
こうなるとCMを見ても王者の風格がある様に感じてしまいますね。
ホンダ新型オデッセイ
本来だとエルグランドのライバル車種はホンダではオデッセイではなくエリシオンがそのポジションの車でした。しかしエリシオンは不人気車種のために注目されることなく2013年に販売を終了となりました。
そのためにホンダのライバル車種と言えば車格を少し上げたこともありオデッセイとなるでしょう。実際に中国では2代目エリシオンは、オデッセイの外装を変更した姉妹車種として販売されています。
ミニバンの開拓車!ホンダ新型オデッセイの魅力とモデルチェンジの内容
オデッセイはホンダが販売する大型ミニバンで、現行車種で5代目となり3代目・4代目と続いたコンセプトを大きく変換しました。背の低いミニバンが売りだったのを、全高で150mmも上げて室内空間を大幅に向上しそのデザインも現代の流行りである威圧感のあるモノへと変更した上で 超低床プラットフォームを大幅に刷新して従来のオデッセイのウリである走りの質をそのまま維持できています。
正直車格的にはエルグランドやアルファードと比べると低い印象は否定できないのですが、ホンダとしてはオデッセイが最上級ミニバンですし車としての完成度や押しの強いデザイン等では負けてないと思います。
パワー自慢のジニアヘビーの選手がヘビー級に挑戦している感じですね。
ホンダのCMって本当に完成度が高いんですよねぇ。
マツダ新型CX-9
マツダはミニバン撤退の方針なのでライバルが不在なのかというと実はそうではありません。マツダの十八番ともなっているSUVの3列シートモデルを代わりに国内に投入します。
その新型車CX-9は海外では発売済みで海外の生産ラインに余裕ができた時点で日本でも発売となることでしょう。これもまた選択肢となることでしょう。
新型車CX-9に関しては下の記事を読んでください。
マツダMPVがフルモデルチェンジ?新型CX-9が後継車種として発売へ
2018年にニッサン新型エルグランドがモデルチェンジのまとめ
エルグランドは間違いなく大型ミニバンの帝王でした。人気も売り上げも風格も全てを備えた絶対的な存在感でした。
しかし時が流れると共に常に勝ち続けないとその地位は維持できません。
そして今はヴェルファイアが事実上のトップとなりました。
さぁ新型ではニッサンはエルグランドをどのような車に仕上げて帝王の座を取り戻しに来るのでしょうか?この追い詰められた感は最高に革新的な名車が生まれる可能性の高い状況でもあります。
ギラギラした迫力のあるフロントマスクに全高を上げて室内空間をクラス最高とし燃費性能もハイブリッドシステムを改善してヴェルファイア・アルファード以上とする、これは必須課題だと思います。
飛び道具は自動運転技術のみなのか、それともまだあるのか?
さぁ、追い込まれたニッサンが本気になっています。新型エルグランドのその姿を見れるのが本当に楽しみです。
エルグランドやアルファードを買おうか考えている人に必ず車が安く買える方法があります。簡単な方法ですので是非実行して大好きな新車を安く買って快適なカーライフを手に入れて下さいね。
絶対知っていた方が良い!車を安く買う簡単なコツとは?
車を安く買うのには値引き交渉は必ず必要ですが、それにはちょっとしたコツがあるんです。
知らないと後で”ディーラーに騙されたぁ!”って悔しがる人もいるんですよ。
その詳しい内容は右の記事で説明ましたので参考にして下さい⇒”誰でもできる車を20万円以上安く買う方法”
簡単な方法ですので是非実行して大好きな新車を安く買って快適なカーライフを手に入れて下さいね。
スポンサーリンク
スポンサーリンク