新型エスティマの2016年6月6日のモデルチェンジの内容
噂になっていたエスティマのビッグマイナーチェンジが遂に2016年6月6日行われました。
機能的な変更に関しては予想通りと言うか今のトヨタの最新の物を載せて最新鋭の性能に合わせてきたので大方想像通りでしたが、驚いたのはそのエクステリアデザインです。
やはりデザイン面で注目はフロントデザインで今のトヨタ統一デザインであるキーンルックを採用してきたのですが、これが想像以上にカッコいい!
某○ッサンの○ュークにマイナーチェンジでVモーショングリルを採用した時の様な取り合えず付けときました感が全くありません。元々このキーンルックでボディーもデザインされたモノのような驚きの収まりの良さです。
いやぁー正直外観がここまでリフレッシュされてカッコ良くなって、中身はもう成熟の域ですからこれは車としてみると凄い完成度と言えます。
これはなかなかない買いの車かもしれませんよぉ!
では、新型エスティマのビッグマイナーチェンジの内容を詳しく見ていきましょう。
新型エスティマのビッグマイナーチェンジの詳細
今回のビッグマイナーチェンジでは技術面は今あるトヨタの最新技術を載せることで成熟度を上げることをしていますが、このエスティマが初となる様な試みは特別行われていないために注目度は高くはないかもしれません。
それよりも注目は予想以上に素晴らしいエクステリアデザインだと思いますね。
1.新型エスティマのエクステリアデザイン
グレードは、エアロ装着のアエラス(2.4Lエンジン)に統一
今回の改定により標準グレードが廃止となり全てがアエラスとなりました。これにより全てのエスティマはエアロパーツが装着されたものになります。
このエアロが装着時を前提としてデザインがされていることで全体のバランスが良くなっているのは間違いないですね。
通常の車は、未装着の標準グレードでバランスを取っていますからエアロは後付けで制約の中でデザインをし直すわけですから、全社アエラスのエアロ装着車という思いきりの良い判断はかなり効果があったと私は思いますね。
今回のモデルチェンジの目玉フロントマスクの改変
今回のモデルチェンジでの目玉は何と言ってもフロントマスクのデザインでしょう。トヨタ統一のキーンルックを前面に出してきたのですがこれが意外とカッコいいんです。
キーンルックとは2012年にトヨタが全ての車種に統一のフロントマスクを採用していくとして発表されたデザインです。
採用の第一号車はオーリスで、そのデザインはトヨタのエンブレムを中心にフロントアッパーグリルとヘッドランプをV字に繋げ、フロントアンダーグリルは台形の様な形となっています。
フロントマスクのデザインをもう少し細かく見てみましょう。
- エスティマのエンブレムからフロントライトを緩いVのラインで繋いでいます。
- 六角の台形をしたアンダーグリルはブラックに塗装してブラックアウトさせて存在感を強調しています。
- エンジンフード・バンパー・フェンダー全てをキーンルック仕様に作り直してよりワイドな印象となりました。
- アッパーグリルからサイドまで流れる薄型のヘッドランプはLEDイルミネーションつきBi-Beam LEDランプを採用。(ディスチャージからLEDに変更)
- LEDアクセサリーランプは、デイライト機能付
- トヨタ初の全面UVカットガラスを採用
ヘッドランプに関しては最新鋭に変わりましたね。Bi-Beam LEDヘッドランプ&LEDクリアランスランプ&LEDアクセサリーランプの組み合わせとなり、下の様に点灯時にはアイラインのようになり今どきのデザインんとなりました。
リアデザインに関しての変更点
- 立体的に造形したエアロスタビライジングフィンを採用して赤基調のリヤコンビネーションランプとした。
- 先進性をアイコニックに表現したリヤビューデザイン。
- LEDライン発光ストップランプと面発光テールランプの採用。
- リアバンパーのデザインを変更してワイド感を増しています。
立体的に造形したエアロスタビライジングフィンって普通は意味が分かりませんよね?それがこのランプの上部のフィンのことです。
この小さな空力フィンを設けることで、走行時に気流の流れを発生させて車体を押さえつけて安定させます。要は小さなリアウィングということですね。今回のモデルチェンジ前のリアデザインはこちら
やっぱり少し古臭いイメージですね。
フロントノーズの低重心と突き出し感を重視したデザインにより、サイドはワンモーションフォルムがより強調されたものに。
アルミホイールとタイヤのサイズ
アルミホイールのサイズは、16インチ・17インチと18インチの3種類のサイズが用意されます。
- 215/60R16 95Hスチールラジアルタイヤ+16×6½JJスチールホイール
- 215/60R17 96Hスチールラジアルタイヤ+17×7J切削光輝アルミホイール
- 225/50R18 95Vスチールラジアルタイヤ+18×7J切削光輝アルミホイール
アルミホイールのデザインは従来と同じデザインのものがブラックルーフの2トーンカラーに採用されますが、他のモデルでは新デザインのホイールです。
外観に関してはトヨタが動画をアップしていますので見て下さい。
インテリアに関しても変更
今回のインテリアでの大きな変更点はインパネアッパー部分への合成皮革による質感を向上と大型画面のナビ装着となります。
では細かい内容を見ていきましょう
- センターパネルの9インチの大型ナビゲーションを搭載可能
- 4.2インチTFTカラー表示の大型マルチインフォメーションディスプレイを搭載
- サテン調加飾のステアリングとシフトノブを先進的なものに変更
- 直感的な操作が可能な静電気式タッチパネルへの変更
- 合成皮革をあしらったインストルメントパネルにアクセントステッチの加飾
インテリアカラーは全8色
インテリアカラーはグレードにより選択肢が決まっていたりしますが、全色で8色になっています。内装色としてはかなり選択肢の多い車になりますね。
基本的なカラーは天井やピラーなどをブラックで統一して落ち着いたものとしています。またグレードごとにシートカラーを設定してゴージャスな室内空間を演出していたりもします。特にホワイトを考慮して防汚処理加工を施してあります。
エスティマハイブリッド AERAS PREMIUM-G(E-Four・7人乗り)内装色はブラック。シート色はブラック。エスティマハイブリッド AERAS SMART(E-Four・7人乗り)内装色はブラック。シート色のホワイトは設定色。エスティマハイブリッド AERAS PREMIUM(E-Four・7人乗り)内装色はブラック。シート色はブラック&ゴールド。エスティマハイブリッド AERAS(E-Four・8人乗り)内装色はブラック。シート色はブラック。エスティマ AERAS PREMIUM-G(2WD・7人乗り)内装色はブラック。シート色のバーガンディは設定色。エスティマ AERAS SMART(2WD・7人乗り)内装色はブラック。シート色はベージュ。エスティマ AERAS PREMIUM(2WD・7人乗り)内装色はブラック。シート色はブラック&ゴールド。エスティマ AERAS(2WD・8人乗り)内装色はブラック。シート色はブラック。動画でもインテリアを見ることが出来ます。
シートスペック
運転席・助手席
ハイブリッドの全てのグレードととガソリン車ではアエラス・プラミアムGとアエラスプレミアムでは、運転席はリクライニング、シート全体と座面の上下移動を無段階で電動調整できる8ウェイパワーアジャスト機構、助手席はスライドとリクライニングが手動調整できる4ウェイアジャスト機構をそれぞれ採用しています。
サードシートは6:4分割電動床下格納機能付
デッキサイドトリムに設置されたスイッチを操作するだけで、6:4分割・電動床下格納機能付サードシートを左右別々に床下に自動格納させることができます。
シートを格納するとフラットでワイドな使いやすいスペースが出現して大型の荷物も積無ことが出来ます。
動画でその動作を見ることが出来ますが、これは凄いですね。
新型エスティマの全ボディーカラーは全10色
ボデイーからは新色として、レッドマイカメタリック、ダークシェリーマイカメタリック、スパークリングブラックパールクリスタルシャインが用意され、そして今回の目玉であるミニバンでは初採用で今の流行色であるブラックルーフの2トーンボディーカラーが、ブラック×レッドマイカメタリック、ブラック×ダークシェリーマイカメタリック、ブラック×アイスチタニウムマイカメタリックと3色用意されます。
ブラックルーフの2トーンボディーカラーでは、ルーフだけをブラックにするのではなくピラーやサイドミラーまでブラックにして今風の外観になっています。
ボディーカラーは全部で10色設定で、全てセルフリストアリングコートとなりこれは分子レベルで結合しやすいという特質をもつもので洗車などによる小さなすり傷程度なら自己修復して新車の時の光沢を長い間保持することが可能です。
では全色10色を見てみましょう。
ブラック×レッドマイカメタリック
+54,000円(消費税抜き50,000円)
ブラック×ダークシェリーマイカメタリック
+54,000円(消費税抜き50,000円)
ブラック×アイスチタニウムマイカメタリック
+54,000円(消費税抜き50,000円)
ホワイトパールクリスタルシャイン
+32,400円(消費税抜き30,000円)
シルバーメタリック
アイスチタニウムマイカメタリック
ブラック
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン
+32,400円(消費税抜き30,000円)
レッドマイカメタリック
ダークシェリーマイカメタリック
エンジンに関して
エンジンに関して最大の変更点は2GR-FE型 V6 DOHCエンジンの3.5Lエンジンは残念ながら廃止となってしまった点でしょう。
寄ってエンジンに関しては2AZ-FE型DOHC 直列4気筒2.4Lのガソリンエンジンモデルとハイブリッド仕様の2種類となります。
ガソリンエンジン 2AZ-FE型DOHC 直列4気筒2.4L
最大出力=170/6,000回転 最大トルク=22.8/4,000回転
JC08モード燃費 2WD 11.4km/L 4WD 11.2km/L
ハイブリッドエンジン 2AZ-FXE型DOHC 直列4気筒2.4L+電気モーター
最大出力=150/6,000回転 最大トルク=19.4/4,000回転
ハイブリッド出力(電気モーター込み)
最大出力 フロント 143ps リア 68ps モーター最大トルク フロント 27.5kg.m リア 13.3kg.m
JC08モード燃費 4WD 18.0km/L
トヨタ・セーフティ・センスCは全車標準装備
トヨタ自慢のセイフティ・センスCが全車標準装備となります。ではトヨタ・セーフティ・センスCの3つの機能を見ていきましょう。
ただし正直なぜセイフティ・センスCに留めたのかは疑問が残りますね。
1.プリクラッシュセーフティシステム(衝突回避と衝突時の被害軽減をサポート)
進路上の車をレーザーレーダーと単眼カメラで補足して衝突が予測されるケースにおいては、約15km/h~140km/hの車速域では警報を発して回避操作を推奨します。また約30km/h~80km/hで走行時にはブレーキを踏む場面では更に強力なブレーキが利くようにアシストが作動します。
2、レーンディパーチャーアラート(車線逸脱による事故を未然に防ぐための装置)
レーンディパーチャーアラートは、道路上の車線をセンサーで把握して自社の走行位置を捕捉したうえで、ドライバー車線からそれてしまうような場面では、ブザーとディスプレイ表示による警報を発する。
3、オートマチックハイビーム(夜間の歩行者などの早期発見に貢献する自動切り替えシステム)
ハイビームとロービームを自動で切り替えることで夜間の歩行者などの早期発見をサポートする機能。
乗り心地に対する改善
サスペンションのセッティングの改善により上質な乗り心地と操縦安定性を両立。
リヤコンビネーションランプにエアロスタビライジングフィンを装備することで空力特性により安定性を向上。
更に新開発のフロントパフォーマンスダンパーの装着によりボディに発生する小さなたわみや微振動を速やかに吸収してシャープなハンドリングを実現。
新型エスティマの価格
価格は標準車が無くなったことにより平均価格はあがりました。またアエラスとしても装備の充実もあり約16万程度の値上がりとなっています。
ハイブリッドモデル
- アエラス プレミアムG 7人 E-Four 燃費18.0㎞/L 4,928,727円
- アエラス プレミアム 7人 E-Four 燃費18.0㎞/L 4,391,673円
- アエラス スマート 7人 E-Four 燃費18.0㎞/L 4,532,073円
- アエラス 7人 E-Four 燃費18.0㎞/L 4,352,400円
- アエラス 8人 E-Four 燃費18.0㎞/L 4,311,163円
ガソリンエンジンモデル
- アエラス プレミアムG 7人 2WD 燃費11.4㎞/L 3,700,473円
- アエラス プレミアムG 7人 4WD 燃費11.2㎞/L 3,916,473円
- アエラス プレミアムG 7人 2WD 燃費11.4㎞/L 3,401,018円
- アエラス プレミアムG 7人 4WD 燃費11.2㎞/L 3,617,018円
- アエラス プレミアムG 7人 2WD 燃費11.4㎞/L 3,514,909円
- アエラス プレミアムG 7人 4WD 燃費11.2㎞/L 3,730,909円
- アエラス プレミアムG 7人 2WD 燃費11.4㎞/L 3,312,655円
- アエラス プレミアムG 7人 4WD 燃費11.2㎞/L 3,528,655円
- アエラス プレミアムG 8人 2WD 燃費11.6㎞/L 3,271,418円
- アエラス プレミアムG 8人 4WD 燃費11.2㎞/L 3,487,418円
フルモデルチェンジする新型エスティマの情報
今回は噂通りビッグマイナーチェンジに留めることとなりましたが、本来はフルモデルチェンジのサイクルであり2016年度内にする予定でした。
2018年にフルモデルチェンジを遂げると思われる新型エスティマはかなり革新的な変更となるようです。これはTNGAの開発の遅れによるもののようです。
エンジンは2種類となり、ガソリンエンジンは2AR-FXE型2.5リッターエンジンとなります。ハイブリッドエンジンは、2AR-FXE型2.5リッターエンジン+電気モーターの改良したものとなり、バッテリーもニッケル水素バッテリーとなります。
プラットフォームは新モジュラープラットフォーム”TNGA”を当然採用して低床フロアによる室内空間の拡大とスタイリッシュさに磨きをかけた高級ミニバンとなります。
しかもトヨタは2020年の東京オリンピックまでの間に現在は進めている社運を賭けた燃料電池車(FCV)を6車種発売する計画を発表しており新型エスティマも次期モデルに燃料電池車(FCV)を搭載すると思われます。
2016年型エスティマのモデルチェンジの内容のまとめ
さぁ遂にベールを脱いだビッグマイナーチェンジしたエスティマの全容です。モデル末期と言うのは円熟されて完成度が高い車とも言われます。
RX-7などは最終モデルが人気となるのはこのためですね。
このエスティマはエクステリアに関しては大幅に改善がなされてカッコ良くなりましたよねぇ。
唯一残念なのはセーフティーセンスCに留まってしまったことです。コスト的な問題のかスペース的に難しかったのかは分かりませんが、、、、、
次期フルモデルチェンジを受けた新型エスティマは大きくその姿を変えることは間違いないですから伝統のエスティマらしいデザインの車が欲しい人には間違いなくこのエスティマは買いのモデルだと思います。
しかしモデル末期のマイナーチェンジなのにここまで注目を集めるとはエスティマが本当に人気車種だと改めて感じますね。
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