マイナーチェンジのスバル・新型レヴォーグ発売決定!
2016年6月10日にスバルがマイナーチェンジを行こなう新型レヴォーグの内容を2016年4月11日に正式に発表しました。
レガシーに変わる国内向けのボディーサイズとパッケージを継承する形で4代目インプレッサをベースとして造られ、2014年6月に登場したスバル・レヴォーグ。
2015年4月に1度目のマイナーチェンジをうけて B型へと移行して、今回が2度目のマイナーチェンジとなりC型へと切り替わります。
スバル自慢の1.6Lと2.0Lの2種類の水平対向直噴ターボエンジンを載せることには変わりはないようですが細かいスパンで手を入れて成熟をしていく新型レヴォーグ、今回の変更がどのようになされるのか内容を見ていきましょう。
スバル新型レヴォーグとは?
元々はレガシーが持っていたマーケット層を引き継ぐコンセプトで造られた車で、レガシーがアメリカ市場に合わせて大型化の道を選んだことで、そのサイズから従来のレガシーユーザーが離れてしまうことを想定して、旧レガシーと同じボディーサイズで造られました。
レガシーは商用車のイメージが強かったバンを、一般家庭でも便利でオシャレな上にパワフルで速いという日本でのワゴンを定着させた1台でした。
技術的にも今にも続く水平対向エンジンと4WDというパッケージの車です。
まぁスバルはアメリカでも固定ファンが付いていて人気ですからね。そのユーザーの大多数を占める不満点がボディサイズでしたから、アメリカに合わせたボディーサイズで水平対向エンジンを積んでAWDのツーリングワゴンを発売するのは当然の選択だと思いますが、驚いたのはレガシーがそのワゴンになったことです。
私はレガシーは国内向けにそのまま残し、アメリカ向けのワイドサイズ・ワゴンをニューモデルとして開発すると思っていましたから、実際は逆になりレガシーは国内でも更に高級な車格になりました。
ただニューブランであるレヴォーグですが、この車こそ日本の市場にベストマッチした王道の車なんだと思います。
マイナーチェンジした新型レヴォーグC型の変更点
今回は分かりやすくマイナーチェンジと書きましたがスバルというメーカーは1年ごとに年次改良を行いそのたびに型はアルファベットが進みます。
今回のレヴォーグは丸2年を経て3年目のサイクルに入る2度目の年次改良で、型はC型へと変わります。年次改良では基本的にエンジンや外装に手が入ることはなく、サスペンションなどのセッティングの変更や追加装備、追加グレードということが通例です。
来年の6月には通常の車のマイナーチェンジに該当する丸3年のビッグマイナーチェンジが行われることになるでしょうね。
今回のC型以降ではグレードの構成が変更になります。アイサイトは全グレード標準装備で、EyeSight S-Styleが特別仕様車からグレード化されて、全グレードは4種類となります。
下が全グレードの4種類になります。
1.6GT EyeSight 2,775,600円
ガンメタリック塗装と切削光輝を組み合わせたスポーティで質感高いデザインの17インチアルミホイールを新しく装着して空力性能の向上と軽量化を達成しました。1.6GT EyeSight S-Style 2,905,200円
1.6GT-S EyeSight 3,056,400円
1.6Lのエンジンで一番豪勢な装備のモデルです。 2.0GT-S EyeSight 3,564,000円
パワフルな2Lモデルは勿論健在です。
300馬力が化け物の様な車ではなく普通の車に搭載されて、普通に燃費良く走るんですから技術の進歩は凄いですね。
今回の目玉は衝突安全性能の強化
左右のリアシートにシートベルトプリテンショナーを搭載して、フロントにからの衝突時に瞬時的にシートベルトを巻き上げることにより、搭乗者への衝撃を緩和して人体を守ります。
またリヤシートも改善を行いクッションは更に安全性の高い構造へと変更してリアシートの搭乗者の安全性を保護性能を改善しました。
更にアッパービームをフロントドアに挿入させることで、側面からの衝突への保安性の向上も達成しています。
スバル・新型レヴォーグの予想基本スペック
プラットフォーム
現行プラットフォーム
プラットフォームは変わらず従来のインプレッサと共通のものとなります。
ボディーサイズ
全長:4,690mm x 全幅1,780mm x 全高 1,490mm
ホイールベース 2,650mm
ボディーサイズは年次改良ですから当然変わりません。
デザイン
年次改良ということで外装には手は入れないようです。
トランスミッション
リニアトロニック マニュアルモード付6AT
駆動方式
AWD(4輪駆動車)
新型レヴォーグの価格
価格277万5600円から356万4000円
駆動システム
ガソリンエンジン:1.6ℓ DOHC 16バルブ デュアルAVCS水平対向4気筒直噴ターボ”DIT”
最高出力:170ps/4,800rpm 最大トルク:25.5kgm/1,800-4,800rpm
ガソリンエンジン:2.0L DOHC 16バルブ デュアルAVCS水平対向4気筒DOHC直噴ターボ“DIT”
最高出力:300ps/5,600rpm 最大トルク:40.8kgm/2,000-4,800rpm
燃費性能
目標燃費 JC08モード17.6km/L
スポーツ性能を売りにした車なのでエコノミー車ほど燃費性能は良くないですが、このタイプの車としては悪くはないと思います。
その他の装備
上級グレードにシルバー基調のレザーとブルーステッチのブライトパール内装をメーカーオプション設定
フロントドアガラス室内側ショルダー部のウェザーストリップを2枚化、リヤクォーターガラスは厚さをアップし、カーゴルームの吸音材追加で静粛性を高めました。
新型レヴォーグのCM
これは新型レヴォーグのCNです。
やっぱりカッコいいですね。カッコいい・速い・便利!完ぺきではないでしょうか?
スバル・新型レヴォーグのマイナーチェンジのまとめ
今回の新型レヴォーグにはもう1つ重要な追加モデルの発表もありました。
それはスバルテクニカインターナショナル株式会社が手掛ける最上級グレード”スバル・レヴォーグSTI”を2016年夏に発売するとしました。
そのモデルはレヴォーグの持つスポーティな走りと高い質感をさらに進化させて新たなる価値の提供ができるモデルということで従来の”STI”[モデルと同じように走りに拘ったものとなるでしょう。
”スバル・レヴォーグSTI”良い響きです。
間違いなく欧州車に速さだけでなく走りの質でも対抗できるモデルとなるでしょう。日本のファンにとって楽しみなモデルが発売になります。
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