トヨタ新型プリウスのマイナーチェンジが2018年に!驚愕の内容とGRとは?
トヨタ新型プリウスのマイナーチェンジが予定されています。その変更点は、安全性能や燃費性能は大きな変更はないのですが、非常に驚いた変更点があります。
それがフロントマスクの大幅な変更であり、しかもそのニューフェイスはプリウスPHVに近いイメージのモノとなるようです。
それ以外にもプリウスには注目点があり、2017年の秋にはトヨタのスポーツモデルのGRの追加発売も予定されています。
今回は先ずは現在の4代目プリウスを簡単に振り返ってから、追加モデルのプリウスGRの予想内容とマイナーチェンジ情報を見ていきましょう。
4代目プリウスとは?
4代目プリウスは2015年12月09日にフルモデルチェンジして登場しました。
トヨタの根幹の技術である次世代型プラットフォームのトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー (TNGA) を採用した最初のモデルとなり、それまでの燃費最優先で評価の低かった走行性能や乗り心地も大幅に改善さていました。更に4WDであるE-fourも設定されました。
バッテリーはS以外のグレードではリチウムイオン電池を搭載させました。
ハイブリッドシステムの性能改善を行った上に小型化にも成功したことでJC08モード走行燃費40.8km/Lを達成しています。
安全性能に関しても妥協はなくトヨタの最新の衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を選択可能としました。
https://youtu.be/ozljcMLuNZo
特別仕様車「S”Safety Plus”」発売
2016年08月08日に、4代目プリウスとしては初の特別仕様車が発売となりました。
特別仕様車「S”Safety Plus”」はSをベースにメーカーオプションの装備とSグレードでは選択できない装備をパッケージ装備しているモデルです。
メーカーオプション装備としては、Toyota Safety Sense P・LEDフロントフォグランプ・ナビレディセットとなり、選択できない装備としては、オートワイパー(雨滴感応式)・自動防眩インナーミラー・インテリジェントクリアランスソナー
・シンプルインテリジェントパーキングアシスト・カラーヘッドアップディスプレイ
衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」、インテリジェントクリアランスソナー、シンプルインテリジェントパーキングアシスト、カラーヘッドアップディスプレイ、LEDフロントフォグランプなどを特別装備しています。
Sの2,479,091円に約220,000円をプラスする2,693,520円からとなりますから装備内容を考えるとかなりお買い得なモデルと言えますね。
プリウスGRの発売予定
そして2017年の10月にはプリウスの追加モデルとしてGRが発売予定です。
GRとはトヨタのスポーツブランドであるG’sが廃止となり、その代わりのスポーツブランドとして新展開する新グレードです。
GR(ジーアール)というネーミングは、このグレードを開発生産するトヨタのグループ会社であるGazoo Racingの頭文字を取ったモノです。
これからはトヨタのスポーツブランドはGRに統一されます。
細かく言えばその内容により3つのグレードに別れ、RSと呼ばれていたグレードでトヨタのラインで生産されるライトモデルがGRスポーツ 、元のG’sグレードでGazoo RacingがライトチューンするGR、限定販売が基本となりGazoo RacingによるチューンニングモデルのGRMN(グロム)へと価格とスポーツ性が高まる展開となっています。今までの発売モデルと、これからの発売予定モデルをまとめてみると下のようになります。
- GRスポーツ:オーリス、ヴィッツ
- GR: ルーミー、タンク、ノア、ヴォクシー、マークX、プリウス、プリウスα、プリウスPHV
- GRMN(グロム):86、ヴィッツ、マークX、ヴィッツ、iQ、アクア
この流れの中で新型プリウスGRも発売となるわけです。
新型プリウスGRの変更点は、パワーアップに関しては吸排気計のみの変更となり中心はボディー剛性アップと足回りの強化となります。
ボディー剛性強化策として、捻じれに対して前後補強ブレースの追加を行ったうえで、ドア開口部とロッカーフランジにスポット溶接をしています。
足回りに関しては専用の強化サスペンションキットを組み込みます。これによりスプリングのバネレートをあげダンパーの減衰力も強化し車高も10㎜から20㎜下げたうえに、専用の軽量18インチアルミホイールを装着することでバネ下重量を下げています。更にスポーツブレーキパッドで制動力の強化も行い、排気系ではマフラーはパワーアップと排気音に拘った専用のモノへと交換されます。
インテリアでも、本革巻き4本スポークステアリングホイールとシフトノブにスポーツシートが装着されますし、ピアノブラックに塗装されたインテリアパネルにセンターメータ-もG’s専用の画面へとへと変更され否応にも気分が高揚します。
そして気になるエクステリアですが、大型化されたフロントグリルに専用のエアロバンパーやサイドスカートが装着されてノーマルのプリウスのイメージを一新するものとなってます。
車両予想価格は350万円から400万円弱となります。
新型プリウスはTNGAにより走りの質が大幅に向上しましたから、それをベースにレース活動で多くのノウハウと経験を持つGazoo Racingがチューンニングを施すとどの様な走りの質に仕上がるのか、非常に楽しみなモデルと言えるでしょう。
トヨタ新型プリウスのマイナーチェンジは2018年!?
そして気になる新型プリウスのモデルチェンジですが、いよいよ2018年に行われます。
その理由はプリウスという車種は販売台数NO1を狙うトヨタの重量な戦略車種でありこのプリウスの売り上げがトヨタの株価に大きな影響力をモデルであるためにモデルチェンジスパンは基本的に計画通りに行わざる負えないからです。
そして歴代のプリウスのモデルチェンジスパンを見てみると、初代プリウスは新発売から3年のスパンでマイナーチェンジを行い、2代目は約2年、3代目は2年半となり、今回の4代目のプリウスはCH-Rの発売とプリウスPHVのフルモデルチェンジがあり、少し遅れていますが確実に3年のスパンとなる2018年にマイナーチェンジとなります。
- 1997年12月 初代プリウス・デビュ-
- 2000年5月 プリウスをマイナーチェンジ
- 2003年9月1日 2代目プリウス フルモデルチェンジ
- 2005年11月1日 プリウスをマイナーチェンジ
- 2009年5月18日 3代目プリウス フルモデルチェンジ
- 2011年11月29日 プリウスをマイナーチェンジ
- 2015年 12月9日 4代目プリウスをフルモデルチェンジ
大幅なフェイスリフトが行われ、しかもそのフェイスはプリウスPHVの顔が移植されると言われているんです。
確かに新型プリウスのエクステリアデザインはアクが強いもので発売当初は賛美両論で大きな話題となりました。日本ではそれでも日にちが経つにつれて受け入れられた感じがしますが、実はアメリカ・マーケットでは販売台数が芳しくありません。
自動車メーカーとしてはこの状況を改善すべく大幅なフロントマスクの変更を計画したということです。
実は販売不振のモデルにビッグマイナーチェンジの際にフロントマスクを変更した例も日本車でも何例もあります。
その代表の1台がインプレッサです。
2代目のインプレッサは発売当時は丸目のヘッドランプが個性的で話題とはなりましたが、やはり賛美両論となり販売台数の不振の原因となりました。
そこで最初のマイナーチェンジの際に大幅なフェイスデザインの変更を行い丸形のヘッドランプを通称・涙目ヘッドランプに変更しました。
https://youtu.be/6aDph41T2FI
そして更に2度目のマイナーチェンジの際にもフェイスチャンジが再び行われイメージの違うフロントマスクへと変わりました。
https://youtu.be/CPJDzupUU_o
この様な例がある様に自動車メーカーの戦略としてあり得る手法ではあります。
気になる新型プリウスのフロントフェイスですが、フロントライトをプリウスPHVに近いタイプのモノへと変更となるようです。
現在のプリウスの特徴的デザインは異形のフロントライトが根源であるので、それをプリウスファミリーでデザイン評価の高いプリウスPHVのモノに変更するというのは確実でリスクの少ない問題解決ですから十分にあり得る手法です。
https://youtu.be/S6P28-zfwCw
プリウスPHVのライトはアダプティブヘッドライト機能を標準装備するLEDヘッドライトが4眼式で配置されている現代的なデザインとなっていますから、これをそのまま使用するのではと言われています。
コンポーネンツはプリウスもプリウスPHVもほぼ同じものが使用されていますから、それこそフロントライトとフロントバンパーを交換するだけで簡単にプリウスPHVの顔を持つプリウスは出来上がります。パーツを共通化すればトヨタとしても生産ラインなどはそのままで使用できますから、現在よりもコストダウにもなるはずです。
しかし前モデル時にはプリウスとプリウスPHVのデザインが同じであるにも関わらずプリウスPHVの車両価格が高かったことが不満となり、プリウスPHVの売れ行きが悪かったために現行モデルではこの2台のデザインを分けたのです。
それなのに今回もまた共通のデザインとなることが計画されるとは皮肉な話ですね。しかも今回のモデルチェンジではフェイスチェンジが主な変更点であり他の安全性能や燃費性能・装備などでは大幅な変更点は無いようです。
その為に車両価格はプリウスは戦略的な価格ということもありほぼ変更なしとなります。
新型プリウスの予想価格は、Eグレード255万円・Sグレード260万円・Sツーリング275万円・Aグレード282万円・Aツーリングが295万円となります。
ただしToyota Safety Sense Pが全グレード(Eグレード以外)で標準装備となる可能性があり、その場合には20万から30万円程度値上がりとなるでしょう。
2018年のトヨタ新型プリウスのマイナーチェンジ内容のまとめ
どうでしたか?新型プリウスのフロントマスクが大幅に変更となるなんてちょっとショックですよね。
異形ライトの立体的なデザインが近未来のスタンダードなんだと聞いていた話がバカバカしくなりますね。
しかもプリウスPHVのデザインに寄せるなんて、リスクを避けた安直な手段だなと思います。
ただトヨタってメーカーは非常時の対応が上手なメーカーなので、プリウスPHVのライトを使いながら質感の高いカッコ良いデザインに仕上げてきたりするんじゃないかとは思いますね。
しかし確かに新型プリウスのデザインは評判が良いとは言えませんし、アメリカでの販売数字が予想より良くないのも知っていましたが、フロントフェイスを大幅変更するほどとは驚きました。
フロントフェイスの大幅変更は最終手段の大博打みたいなイメージですからね。
個人的には新型プリウスの販売不振の最も大きな原因はトヨタ自信がCH-Rを販売したことであり、第2には多くのモデルがハイブリッドを搭載して3代目のプリウス時代とは環境が変わったことだと思っています。
こうなるとマイナーチェンジ後の新型プリウスの販売状況に興味が湧きますね。
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